絶景が広がる尾道の定番観光スポット!千光寺の歴史・見どころ

絶景が広がる尾道の定番観光スポット 千光寺の歴史・見どころ

お寺と坂のまちと呼ばれている尾道。
そのランドマークともいえる千光寺は、全国から多くの参拝客が訪れる人気の観光スポットです。

標高140メートルの大宝山の中腹に位置する非常に眺めの良いビュースポットとしても知られ、尾道港を一望することができます。
四季折々の自然と、多くの逸話を持つ歴史あるお寺へお参りに訪れませんか。

本記事では、千光寺の歴史や見どころについてご紹介していきたいと思います。

行基菩薩が開いた源氏ゆかりの古刹

千光寺は、9世紀初頭に行基和尚によって開かれました。
中興の祖は源氏の名将としても知られている多田満仲です。

古くは「玉の浦」と呼ばれたこの地の名前の由来となった「玉の岩」があり、その右側には「赤堂」とも呼ばれる鮮やかな朱塗りの本堂、左側には龍宮造りの鐘楼があります。

本堂は貞享年間、つまり17世紀後半ごろですが、堂内にある須弥壇は永享年間、つまり14世紀後半から15世紀前半ごろのものとされており、和洋と唐様が合わさった様式。
鐘楼は「除夜の鐘」としても広く知られており、「音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく」と俚謡にも謡われています。

眺めがよく自然豊かな境内周辺は古くから文人墨客に愛され、山頂から8合目あたりまでを巡る遊歩道として整備された「文学のこみち」からは豊かな緑と尾道港が織りなす絶景を堪能することができます。

人々に守り継がれてきた長い歴史と風光明媚な景色が楽しめるお寺です。

千光寺の見どころ

ここらからは、千光寺の見どころを紹介していきます。

本堂

貞享年間に建てられた、赤堂とも呼ばれる本堂。
この地方には珍しい舞台造りと呼ばれる建築様式で、33年に一度御開帳される秘仏である本尊・千手観音菩薩を祀っています。

元禄年間に長屋から出た火が本宅へ移ってしまいそうになった際、「一心専念に千光寺観音に祈誓をこめ、この火難を救い給われば、一夜お籠りして念誦申し上げる」と誓ったところ、風向きが変わって難を逃れたという言い伝えから、「火伏せの観音」とも呼ばれているそうです。

扁額には、「大宝山や玉の浦わのたぐひなみ よるよる月の影をしぞ思う」という西行が詠んだ歌が掲げられています。

大師堂

千光寺を開いた弘法大師・空海を祀るお堂。

ここに祀られている弘法大師像は高野山に安置されていましたが、ある僧が「吾、高野を立ち出でて西方玉の浦に赴き衆生を済度せん」という夢のお告げを聞きました。

それから年月が経った頃に、地元の信者の夢に弘法大師が立って千光寺に弘法大師像を奉じることを発願。
巡りめぐって弘法大師像が当時玉の浦と呼ばれていた尾道へとやってきた、という伝承が残されています。

客殿

鐘楼と向かい合うように位置する客殿。

彼岸土砂加持法要、先祖供養を行っているお堂で、2013年の御本尊御開帳の際に道釈画家・七類堂天谿画伯が奉納した「愛染明王襖絵」が年に数回特別公開されていますので、ぜひそのタイミングで足を運んでみてください。

鐘楼

「除夜の鐘」としてテレビやラジオでも取り上げられる千光寺の鐘楼。
龍宮浮造りといわれる様式をしており、鐘の上部にはイボの代わりに翻字百時の真言と五智如来の種子が刻まれた曼荼羅の鐘になっています。

撫松庵・盤石の庭

頼山陽が命名したという「撫松庵」と、彼が「6年重ねて来たる千光寺」と詠んだ盤石の庭。
著名な文人墨客たちがここに集まり、憩いの部屋として親しんできたそうです。

くさり山

かつて修行譲渡されていたくさり山(石鎚山)。
社から繋がれた鎖を伝って登ると、本堂から見るのとはまた違った絶景を楽しむことができます。

玉の岩(烏帽子岩)

周囲50メートル、高さ15メートルもの巨石。
古くはその頂にはるか遠くを照らす宝玉があったという伝説があり、尾道のかつての呼び名である「玉の浦」の由来になっているとされています。

現在は宝玉ではなく玉が置かれ、夜間には3色に輝くそうです。

梵字岩

曼荼羅図絵が刻まれた巨石。
江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の帰依僧・浄厳大和尚がこの地に滞在した際、書き残したものなのだそう。

光明真言と大日如来真言の梵字が円形の中に刻まれたこの曼荼羅図絵は、光明真言曼荼羅と呼ばれています。

鼓岩

千光寺で2番目に大きいとされている巨石で、岩の上を小石で打つとポンポンと鼓のような音が鳴ることから「ポンポン岩」とも呼ばれています。

大阪城築城の際に石垣材として切り出したとみられるノミの痕が見られ、この岩以外にも周辺の複数の巨石に楔やノミの痕が見られるそうです。

まとめ

千光寺の歴史や見どころについてご紹介しました。

お寺と坂のまちである尾道を代表する観光スポットである千光寺。
長い歴史を歩んできたことを感じさせる重厚感と、奇岩や奇勝、四季折々に移り変わる周囲の自然といった景観の美しさを楽しめる場所です。

駐車場付近には尾道市立美術館も併設されていますので、ぜひそちらもあわせて訪れてみてください。

お問い合わせ

当社サービスにご興味をお持ちいただき、ありがとうございます。

ご質問やお問い合わせがございましたら、お気軽にご連絡ください。
まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。