日本最古の神社のひとつである大神神社やその御神体である三輪山、卑弥呼の墓であると言われることもある箸墓古墳など、古代ロマンと美しく神秘的な自然が詰まった奈良県桜井市の三輪。
三輪山から北へと向かう道は「山の辺の道」とも呼ばれ、長い歴史の積み重なりを感じることができます。
美しい自然と人々の祈りに触れる旅へ出かけませんか。
本記事では、三輪のおすすめ観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
万葉の息遣いを感じる自然豊かな場所
奈良県桜井市に位置する三輪。
大樹が生い茂り神聖な雰囲気に覆われた三輪山と、それを御神体とする日本最古の神社のひとつ・大神神社。
そして卑弥呼の墓であるとの説もある箸墓古墳と、古代史のロマンと万葉の風を感じる風光明媚で歴史ある場所です。
近年はいにしえの奈良を感じられるパワースポットとしても注目を集めており、大神神社の摂社である祓戸神社(はらえどじんじゃ)が縁結びにご利益があるということもあって若い女性やカップルなどからも人気を集めています。
周辺には和菓子屋や酒屋などもあり、観光だけでなくスイーツやお酒を楽しむことができるのも魅力のひとつ。
江戸時代の美食カタログ「日本山海名物図絵」にも掲載された三輪そうめんも味わいたいですね。
三輪のおすすめ観光スポット
大神神社
日本最古の神社のひとつであるとされている大神神社。
「三輪明神」と呼ばれることもあり、本殿を持たず三輪山を御神体としています。
山をそのまま御神体としているということで、自然信仰に近い日本古来の信仰の在り方を今に伝える神社と言えます。
摂社のひとつである祓戸神社は縁結びにご利益があると言われている神社。
参道左手に仲睦まじく寄り添い合っている岩は「夫婦岩」と呼ばれ、夫婦やカップル、良縁を求める人々を中心に多くの参拝客が訪れます。
三輪山に鎮まる大物主にまつわる逸話も残されており、「赤い糸をたどると、三輪の社まで続いていた」という伝説もあるそうです。
大美和の杜展望台
大神神社の境内にある展望台。
畝傍山・耳成山・天香具山の大和三山をはじめ、二上山、葛城山、金剛山といった奈良を代表する山々、そして大和平野を一望することができます。
背後には三輪山がそびえ、春にはさまざまな種類の桜が咲き誇る人気のお花見スポットです。
狭井神社
大神神社の摂社に当たる狭井神社(さいじんじゃ)。
三輪山から湧き出る薬井戸があり、古くから万病に効く「くすり水」として信仰されてきました。
備え付けのコップで「くすり水」を飲むこともできます。
毎年4月に行われる鎮花祭は2000年もの歴史を持つそうです。
三輪山
大神神社の御神体とされている三輪山は、御祭神である大物主をはじめ、大己貴神、少彦名神といった神々が鎮まるとされる山。
「古事記」や「日本書紀」には「御諸山(みもろやま)」、「美和山」、「三諸岳(みもろだけ)」などと表記されており、標高467メートル、周囲16キロメートル、面積350ヘクタールです。
松や杉と言った大樹に覆われた神聖な雰囲気の場所で、「万葉集」をはじめとする歌集にも詠まれ「三輪の神杉」とされてきました。
山中には神様の御霊が鎮まるとされる磐座(いわくら)が点在しています。
三輪の神杉は麓にある酒蔵の榊として利用されることもあるそうです。
箸墓古墳
大神神社からは少し離れていますが、同じ桜井市内なら箸墓古墳もおすすめの観光地。
全長272メートルの前方後円墳で、卑弥呼の墓であるとの説もある謎の多い墳墓です。
崇神天皇の命により造営された箸墓古墳に眠るのは倭迹々日百襲姫命で、三輪山の神様である大物主の妻に当たる人物。
夜にしか姿を現さない大物主に朝までいてほしいと願った姫命でしたが、蛇になってしまった大物主に仰天。
驚き騒いだ姫命に大物主は愛想を尽かしてしまいます。
後悔した姫命は陰部に箸を突き刺して自害。
これらの逸話から箸墓古墳と呼ばれるようになったそうです。
手延べそうめん発祥の地!三輪そうめん
お歳暮などでもおなじみの三輪そうめん。
実はその発祥は奈良の三輪であるとされています。
古くから肥沃な土地であった三輪では小麦の栽培が盛んで、それを石臼で挽いて水でこね、細く糸状に延ばしたものがそうめんのはじまり。
手延べそうめんはお伊勢参りに訪れた人々などから全国へと伝わり、播州、小豆島、島原などでは現在も手延べそうめんづくりが盛んです。
三輪そうめんはほかの地域のそうめんと比較してもコシが強くつるりと喉越しが良いのが特徴。
三輪を訪れる際はぜひ三輪そうめんも味わってみてください。
まとめ
三輪のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。
悠久の歴史と豊かな自然が楽しめる奈良県桜井市の三輪。
お伊勢参りの道中で訪れた人々も多く、古くから人々に親しまれてきました。
静かな環境でゆっくりとお参りできる場所ですので、ぜひご参詣ください。