甲府盆地の中心に位置し、周りを富士山、南アルプス、八ヶ岳などの山々に囲まれた甲府。
豊かな自然と歴史を持つ場所で、幅広い層に人気のある観光地です。
国内有数のジュエリーの産地としても知られ、ブドウ、ワイン、甲州牛、甲州地どり、ほうとうなど、グルメも充実。
武田信玄も愛したと伝わる温泉地もあり、さまざまな楽しみ方ができるまちです。
本記事では、いくつかのテーマに分けて甲府の定番観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
富士山が見える歴史と自然が豊かなまち
日本のシンボルともいえる富士山が見える甲府のまち。
豊かな自然に恵まれ、「昇仙峡」が日本遺産に認定されたことも話題になりました。
人気の戦国武将・武田信玄が治めた地としても知られており、甲府市内やその周辺には武田家をはじめ、歴史を感じられるスポットや神社仏閣も豊富。
市内には信玄も愛したと伝わる、長い歴史を持つ温泉もあり、旅の疲れを癒すことも可能。
国内でも有数のブドウの産地としても知られており、そのブドウで醸造した甲州ワインは世界的にも高い評価を受けています。
幅広い魅力を持つ甲府のまち。
ここからは、ジャンルごとに甲府の魅力について迫っていきたいと思います。
甲府の自然
まずは、甲府の自然を感じられる観光スポットを見ていきましょう。
先ほども少し触れた「昇仙峡」は、紅葉が美しいスポットとして広く知られている甲府屈指の景勝地。
大小さまざまな奇石・奇岩と涼やかな清流のせせらぎを楽しむことができ、国産水晶発祥の地としても有名です。
昇仙峡の注目ポイントは何と言っても「仙娥滝(せんがたき)」。
落差30メートルもの圧倒的な迫力を誇る一方で、どこか優美で繊細な雰囲気も持つ見事な滝です。
季節ごとに変化に富んだ表情を楽しむことができる「覚円峰」や、川のせせらぎを聞きながら散策を楽しむことができる遊歩道など、見どころ満載の観光スポットです。
「和田峠」の「みはらし広場」など、富士山や甲府盆地の夜景が綺麗に見えるスポットもたくさんあります。
神社仏閣
甲府は由緒ある神社仏閣が多くあることでも知られています。
先ほどご紹介した「昇仙峡」と併せて訪れたいのが、「金櫻(かなざくら)神社」。
2000年ほど前に疫病平癒を祈願して創建されたと伝わっており、病難排除、病気平癒、厄除けにご利益があるとされています。
御神木である「鬱金桜(うこんざくら)」は金運アップにご利益があると言われていますので、桜の時期に参拝されてはいかがでしょうか。
「甲斐善光寺」は甲府のなかでも特に多くの観光客が参拝に訪れるお寺。
重要文化財に指定されている「金堂」では、「鳴き龍」や「お戒段(おかいだん)廻り」といった体験をすることができます。
武田信玄が祀られており、勝負事にご利益があることでも知られている「武田神社」もおすすめです。
歴史スポット
かつて武田信玄が治めたことで知られる甲府は、武田氏ゆかりの地をはじめ歴史を感じられる観光スポットがたくさんあります。
甲府駅前にある「武田信玄公銅像」や、かつて武田氏が居館を構えていた場所に建てられた「信玄ミュージアム(甲府市武田氏館跡歴史館)」など、武田氏関連のスポットが盛りだくさん。
武田氏が滅んだ後に建てられた「甲府城(舞鶴城公園)」は、石垣を中心に遺構が残っており在りし日の面影を感じられるのはもちろん、天守台からは甲府のまちを一望することができます。
飲食店や土産物店が建ち並び、甲府城下町を再現したレトロな雰囲気が魅力的な「甲州夢小路(こうしゅうゆめこうじ)」もおすすめです。
温泉
甲府市内には温泉もあります。
1200年ほど前に弘法大師によって開かれたと伝わる「湯村温泉郷」は、山梨県内にいくつかある「信玄の隠し湯」の筆頭。
温泉好きな武田信玄が領内で楽しんでいた温泉のなかでも、ひと際愛されていたことがうかがえます。
毎年2月に厄除地蔵尊祭りが開催される「塩澤寺」や、開湯伝説にまつわる「杖の湯跡」、江戸時代に皇族が流されていた「八の宮跡」など、周辺の観光スポット巡りもしたいですね。
甲府観光の際は、ぜひ「湯村温泉郷」に宿泊して旅の疲れを癒してください。
グルメ
さいごに、甲府を訪れる際にはぜひとも味わっておきたい、甲府グルメをご紹介していきたいと思います。
甲府名物「ほうとう」は、武田信玄も愛した山梨県を代表する郷土料理。
もちもちとした麺と野菜の旨みが染み出た味噌ベースの汁が芯から体を温めてくれます。
ブドウ、モモ、イチゴなど、山梨県産のフルーツをふんだんに使用したパフェやかき氷もおすすめです。
甲州ワインや甲州牛も食べておきたいですね。
まとめ
甲府の定番観光スポットについて解説しました。
富士山をはじめとした山々に囲まれた豊かな自然を持ち、歴史や文化にも恵まれた甲府。
温泉やグルメも豊富で、幅広い楽しみ方ができる魅力ある観光地です。
甲府で自然と歴史を体感できる旅へ出かけてみませんか。