小皿に盛って提供するスタイルが名物の出石蕎麦が全国的にも有名な兵庫県豊岡市の出石。
城下町の風情が残るまち並みも魅力的で「但馬の小京都」と呼ばれることもあるほど。
最近は映画「国宝」のロケ地としても注目されており、人気の観光地になっています。
城下町で歴史ロマンに浸る旅へ出かけませんか。
本記事では、出石のおすすめ観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
名物!出石蕎麦
まずは名物の出石蕎麦についてご紹介したいと思います。
出石蕎麦は信州上田から移封されてきた仙石氏が出石城へ入城したことをきっかけに誕生しました。
仙石氏について信州から移って来た蕎麦職人たちが蕎麦打ちの技術を出石に伝え、やがて出石焼の白い小皿に盛って提供する現在のスタイルが確立。
玉子・とろろ・ネギ・大根おろし・わさびなどの薬味とともに楽しめる出石蕎麦は全国的にも有名で、出石観光でもぜひ味わいたい名物グルメになっています。
また、出石には蕎麦以外にも城下町の情景が残る素敵な観光スポットがたくさん。
ここからは、出石のおすすめ観光スポットについてそれぞれご紹介していきたいと思います。
出石のおすすめ観光スポット
出石城跡
江戸時代初期ごろに小出吉英(こいでよしふさ)によって有子山の麓に築かれたお城。
城下町として発展し、京都の文化を取り入れながら発展していった「但馬の小京都」の中心です。
小出氏、松平氏、仙石氏が治めた五万八千石の拠点であった梯郭式城。
現在建物はほとんど残されていませんが、門や櫓、橋の一部や石垣などは残されており、往時の姿を彷彿とさせます。
城下町を見下ろす稲荷神社からの眺望は見事で、桜の名所としても知られています。
辰鼓楼
出石城の三の丸大手門付近にある日本最古の時計台。
明治初期に建てられ、3回の立て直しを経て現在の姿になっています。
時代を超えて城下町に時を知らせてきた辰鼓楼は、出石のシンボルとして観光客だけでなくまちの人々からも愛されているランドマークです。
出石家老屋敷
出石城に詰める家老のために造られた武家屋敷。
江戸時代後期のものとされており、外観は平屋のように見えますが隠し階段のついた2階建て。
天井は低く作られており、刀を振りにくい構造になっているなど、さまざまな仕掛けのあるロマンある武家屋敷です。
大きなお家騒動があった仙石左京の屋敷跡に建っているため「左京屋敷」とも呼ばれているそうです。
出石旧福富家住宅館
生糸を商って財を築き上げた明治時代の豪商の旧邸宅。
細部にまで贅が凝らされた数寄屋風の造りで、技術的にも当時としては非常に高度なものであったようです。
仙石騒動をはじめとする郷土の資料が展示されており、建物の風情とともに歴史も学ぶことができます。
出石永楽館
2025年に大ヒットした映画「国宝」のロケ地としても注目されている出石永楽館。
近畿最古の芝居小屋として知られています。
主人公たちが演じた舞台やその裏にある楽屋などに入って、映画の世界に没入することができます。
小道具の貸し出しや展示もあるそうなので、ぜひこの機会に訪れてみてください。
出石神社
「古事記」や「日本書紀」にも登場する歴史ある神社。
但馬国一宮として大きな力を持っていた時期もあり、かつてこの地を治めた山名氏も崇敬していたようです。
端午の節句の際に行われる「幟まわし」という神事が知られています。
宗鏡寺
14世紀に山名氏の菩提寺として建てられたお寺。
織田信長による但馬征伐で荒廃してしまいますが、出石出身の高僧・沢庵和尚により再興。
歴代藩主の菩提寺として栄えました。
「鶴亀の庭」は沢庵和尚の手によるものとされており、四季の移ろいを感じられる美しい庭園となっています。
出石明治館
明治時代に郡役所として建てられた木造の洋風和建築。
淡い水色に塗られた壁がレトロモダンでかわいらしい建物です。
建物の内部は気象界の重鎮であった桜井勉など出石に所縁のある偉人を紹介する郷土資料館となっています。
有子山城跡
かつてこの地を治めた戦国武将・山名祐豊(やまなすけとよ)。
織田信長の命を受けた豊臣秀吉・秀長兄弟によって攻め落とされ、やがて江戸時代に入り出石城が完成するとその役割を終えました。
標高321メートルの有子山の地形を利用した堅固な山城で、遺構からもその規模の大きさを感じることができます。
道中は少し足元が不安定な場所もありますので、動きやすい服装での登城をおすすめします。
まとめ
出石のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。
小皿に盛って提供される出石蕎麦や歴史情緒漂う城下町など、見どころが満載。
出石城や有子山城など、石垣などの遺構が残る名城の跡にも注目したいですね。
大阪、京都、神戸の各都市から車で3時間とちょっとした旅行にも最適。
ご紹介した以外にも魅力的な観光スポットがたくさんありますので、ぜひ訪れてみてください。