加賀百万石のお膝元で育まれた華やかな文化が現代にも受け継がれている石川県。
その中心部である金沢のまちをはじめ、石川県には魅力的な観光スポットがたくさんあります。
石川観光を満喫し、美味しいものをいただいた後は温泉でゆっくりと旅の疲れを癒したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
観光地に近くアクセスの良い場所から、日常の喧騒を忘れてのんびりと羽を伸ばすことができる場所まで、石川県内にはさまざまな温泉街があります。
石川ならではの景色や文化、グルメを堪能して、そしてお湯に浸かり一息つく瞬間は、何ものにも代え難い至福のひとときと言えるのではないでしょうか。
本記事では、石川県の数ある温泉街の中でも、特におすすめの場所をご紹介していきたいと思います。
石川県の温泉
美しい自然と豊かな文化、新鮮な魚介類が楽しめる石川県。
金沢を中心に人気のスポットも多く、国内外問わず多くの観光客が訪れます。
観光地としての需要がますます高まる石川県には、個性豊かで魅力的な温泉街がたくさん。
海が見える温泉や湖畔の温泉、歴史ある落ち着いた雰囲気の温泉街など、好みに合わせて、その時その時の旅にぴったりな温泉街を選ぶことができます。
周辺の観光スポットや泉質から選んでいくのも良いですね。
観光と合わせて石川の温泉も楽しみませんか。
ここからは、金沢エリア、能登エリア、加賀エリア、白山エリアの4つのエリアに分けて見ていきたいと思います。
金沢エリア
金沢の主要な観光地からの移動がスムーズな金沢エリア。
電車やバスでのアクセスが便利な場所も多く、観光の拠点に便利な立地になっています。
片山津温泉、山代温泉、山中温泉、粟津温泉の4つの温泉街で構成されている「加賀温泉郷」は、1300年以上の歴史を持つ温泉街もあり、松尾芭蕉や北大路魯山人など、歴史上の人物に愛されてきた名湯。
4つの温泉街をハシゴしたり、カフェ巡りなどをしたりして楽しむこともできます。
歴代加賀藩主たちや竹久夢二ともゆかりの深い、歴史ある「湯桶温泉」もおすすめ。
豊かな緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の温泉街で、リラックスして過ごすことができます。
作家・室生犀星のペンネームの由来にもなった犀川の上流にある「金沢犀川温泉」は、のどかな田園風景が広がるどこか懐かしい雰囲気の温泉街。
滝の音や川のせせらぎに癒されます。
能登エリア
続いては、海沿いの景色が美しい能登エリア。
日本海の新鮮な海の幸も魅力的です。
能登エリアの中でも特に全国的な知名度が高いのが、能登半島の付け根に位置する「和倉温泉」。
美味しい魚介類が豊富なのはもちろん、七尾湾の景色を楽しみながら温泉に浸かることができるのも魅力的です。
中央部に位置する共同浴場「総湯」は、和倉温泉の歴史を感じつつ気軽に温泉に浸かることができるスポットとして観光客からも人気があります。
春と夏には花火大会が催され、多くの人で賑わう県内でも屈指の温泉街です。
人気のドライブスポット「千里浜なぎさドライブウェイ」のすぐ近くにある「はまなす温泉」や、つるりとした美容効果のある泉質の「輪島温泉郷」もおすすめです。
加賀エリア
金沢エリアからも程近く、海の自然も山の自然も楽しめる加賀エリア。
1400年もの歴史があると言われている「辰口温泉」は、作家・泉鏡花が愛した湯としても知られています。
老舗旅館が点在する比較的静かな雰囲気の温泉街で、のどかな空気感の中でゆったりと心身を休めることができる場所です。
疲労回復や冷え性などに効能があると言われています。
「美人の湯」とも呼ばれているナトリウム泉質です。
辰口温泉の近くには、九谷焼の魅力に触れることができる「九谷セラミック・ラボラトリー」や、少し足を延ばせば源義経と弁慶にゆかりのある「安宅住吉神社」があるので、ぜひ温泉と合わせて足を運んでみてください。
白山エリア
最後は山々の自然が美しい白山エリア。
石川県周辺で古くから信仰されてきた白山のもと、個性豊かな温泉が揃っています。
スキー場や宿泊施設、レストランなどが建ち並ぶ場所にある「一里野温泉」は、高原の爽やかな空気が堪能できる温泉。
日帰り入浴施設も多いので、アクティビティの合間に温泉を楽しむこともできます。
周辺には、険しい断崖絶壁とさらさらと流れる清流が織りなす絶景スポット「手取峡谷」があるので、ぜひあわせて立ち寄ってみてください。
白山のお膝元にある「白峰温泉」は、四季折々の自然を眺めながらお湯に浸かることができる露天風呂があります。
全国的にも珍しい「純重曹泉」で、湯上がりの肌がスベスベになることから「絹肌の湯」とも呼ばれているそうです。
まとめ
石川県のおすすめ温泉街についてご紹介しました。
ご紹介した場所以外にも、石川県には魅力的な温泉地がたくさんあります。
石川県を訪れる際はぜひ石川の名湯へ訪れてみてください。