中国地方を代表するローカル鉄道である芸備線。
広島県を代表する景勝地である「帝釈峡」を含む自然豊かな沿線の観光スポットと、秘境駅や無人駅などローカル鉄道らしい魅力が詰まった路線です。
本記事では、広島駅から岡山県新見市までを結ぶJR芸備線沿線のおすすめ観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
中国地方最長のローカル鉄道
広島駅から岡山県新見市にある備中神城駅までを結ぶJR芸備線。
中国山地を横断するように走っており、豊かな自然と沿線ののどかな田園風景を楽しむことができるローカル鉄道です。
全44駅、全長159.1キロメートルと中国地方一の長さを誇る芸備線は、近年の利用者減少傾向により存続が危ぶまれる路線のひとつですが、地域の美しい景色や沿線の人々の暮らしに触れることができる魅力的な観光資源でもあります。
沿線には「帝釈峡」や「国営備北丘陵公園」、「熊野神社」などがあり、途中下車しながらのんびりと旅を楽しむには最適です。
四季折々に表情を変える豊かな里山の風景、迫力ある山並みや渓流、渓谷の美しさ。
古き良き町並みが残るエリアや歴史ある神社では地域の文化に触れることもできます。
無人駅や秘境駅も多く、ローカル鉄道ならではの旅を満喫できること間違いなしです。
主要駅と沿線のおすすめ観光スポット
日本の原風景を感じることができる素朴な芸備線。
ここからは、主要な駅やその沿線にあるおすすめ観光スポットについてそれぞれ見ていきたいと思います。
広島駅
旅のはじまりは新幹線も停車する広島駅から。
時間に余裕があれば、「原爆ドーム」や「平和祈念公園」、「縮景園」といった広島の定番観光スポットも見てまわりたいところ。
長旅に備えて駅弁を買っておくのも良いですね。
三次駅
芸備線、福塩線、三江線が交わる三次駅。
広島県北部を観光するのに便利な駅で、「三次もののけミュージアム」、「奥田元宋・小由女美術館」、「尾関山公園」などが人気の観光スポットです。
ワインや鮎料理なども有名ですので、三次駅周辺でお食事を楽しむのもおすすめです。
備後庄原駅
庄原エリアの中心的な駅である備後庄原駅。
芸備鉄道が開業した大正12年からある駅で、2020年に改修・整備された開業当時を思わせるレトロな雰囲気の駅舎が観光客に人気のある駅です。
「国営備北丘陵公園」や「上野公園」、「庄原市上野池」など、自然散策を楽しむことができる場所が充実しています。
宿泊施設も点在していますので、観光の拠点にもおすすめです。
東城駅
広島県を代表する景勝地である「帝釈峡」の最寄り駅である東城駅。
芸備線のなかでも特に利用客が多いメインスポットで、紅葉が美しいシーズンには多くの観光客が利用している駅です。
ほかにも「雄橋」や「白雲洞」など、ハイキングにおすすめの絶景スポットが点在しています。
備後西城
中国山地らしい山間部の景色を楽しむことができる備後西城駅。
周辺には歴史を感じられる「熊野神社」や、登山やトレッキングにおすすめの「ひろしま県民の森」などがあり、美しい冬の雪景色も人気です。
駅舎の中には地域の人々の想いにより作られた「EKINAKA」がオープンし、ランチやコーヒーを楽しむこともできます。
備後落合駅
木次線と連絡する備後落合駅。
1日に1回、14時台に芸備線の上下方向と木次線の計3方向の電車がその名の通り「落ち合う」場所で、元国鉄機関士によるボランティアガイドも行われています。
国鉄時代の雰囲気が残るローカル線らしい風景が楽しめる山間の駅で、鉄道ファンにはたまらない場所です。
内名駅
全国秘境駅ランキングでもかなり上位に食い込んでいる内名駅。
周囲を山に囲まれた知る人ぞ知る秘境駅です。
駅周辺の道は非常に狭く車でのアクセスが難しい場所ですので、ぜひ芸備線で途中下車してみてください。
新見駅
伯備線と連絡する岡山県側の主要駅。
沿線では「井倉洞」や「満奇洞」といった鍾乳洞や洞窟を鑑賞できます。
まとめ
芸備線沿線のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。
広島駅から延びる中国地方最長のローカル鉄道であるJR芸備線。
秘境駅や沿線の豊かな自然、あたたかい地元の人々との触れ合いなど、ローカル鉄道ならではの体験ができる鉄道旅におすすめの路線です。
沿線の観光スポットだけでなく、鉄道ファンにはたまらない要素も盛りだくさんの路線になっています。
また、芸備線は運行本数が少ない駅や、一部区間でICOCAやSuicaといった交通系ICカードが利用できない駅がありますので注意が必要です。
無人駅から乗車する際は車内で整理券を取り、料金表を確認したうえで運賃箱に整理券と料金を入れてください。
通勤・通学などで利用する鉄道路線とは乗車方法も車両の雰囲気も沿線の景色も全く異なるローカル鉄道の旅。
忙しない日常とは違いゆったりとした時間の流れを感じながら、日本の原風景に触れてみてください。