さまざまな城郭のパターンを楽しめる鳥取城や、圧倒的なスケールの山城である米子城など、名城が点在する鳥取県。
鳥取砂丘や倉吉などの人気観光地に近いものも多く、鳥取観光の際にはぜひ訪れた名城ばかりです。
本記事では、観光の際にはぜひ訪れたい、鳥取県の名城をご紹介していきたいと思います。
観光におすすめの鳥取県の名城
鳥取城跡(久松公園)
標高263メートルの久松山に築かれた鳥取城。
戦国時代、豊臣秀吉による兵糧攻めの末に落城したお城としても知られています。
建物のほとんどは残されていませんが、久松公園として整備され桜の名所として知られています。
石垣や天守台といった遺構は現存しており、特に球状に膨らんでいるような珍しい形をした天球丸の巻石垣は有名。
石垣の崩落を防ぐために補強する目的で築かれたものですが、国内でも他に類を見ない形状の石垣です。
秀吉が兵糧攻めの際に本陣を築いた太閤ヶ平や、かつて「日本にかくれなき名山」と称された久松山に築かれた山城部分の遺構も残されており、見ごたえは抜群。
城跡には大正天皇が宿泊したことでも知られている国の重要文化財の「仁風閣」(2023年〜補修のため休館)、江戸時代後期に造園された大名庭園「宝隆院庭園」、その隅にある茶室「宝扇庵」などがあり、お城とともに近代建築も楽しめます。
鹿野城
戦国時代にこの地を治めた亀井氏の居城跡。
現在も頂上の石や内掘、外堀の一部から当時の城郭の面影を窺うことができます。
因幡国と伯耆国を結ぶ交通の要衝であった鹿野城は、鳥取城攻めの際に毛利勢が当時の鳥取城主・山名豊国の人質を置いた場所でもあります。
天守跡からの見晴らしも良く、お花見スポットとしても人気。
城下町は歴史情緒あるまち並みが保存されており、特に鍛冶町通りや下町通り付近には古き良き城下町の風情が色濃く残っています。
近くには鹿野温泉もありますので、そちらで一泊して旅の疲れを癒すのも良いですね。
若桜鬼ヶ城
播磨国と但馬国を結ぶ交通の要衝に築かれた若桜鬼ヶ城(わかさおにがじょう)。
江戸時代に出された一国一城令によって城破(石垣などを含めてお城を壊してしまうこと)が行われた跡が確認できる貴重な遺構です。
少し足場が悪い場所もありますが徒歩で山道を登ることができるコースもありますので、ぜひ山城の迫力を感じながら登城してみてください。
米子城
「山陰随一の名城」とも謳われた米子城。
五層の天守と四層の副天守を持つ巨大で壮麗な城郭で、現在も石垣などの遺構からその規模の大きさを体感することができます。
戦国時代末期に毛利両川の吉川広家によって築城されたお城で、関ヶ原の戦い後は岩国に転封となった広家に代わって米子城へと入った中村一忠が完成させたと言われています。
天守跡からの眺望は非常に素晴らしく、2月20日頃と10月22日頃の気象条件の良い時にしか目にすることができない「ダイヤモンド大山」の絶景が見られるスポットとしても話題を呼びました。
中海越しに島根半島へと夕日が沈んでいく「オレンジロード」も4月中旬~8月下旬ごろに見ることができる米子城の象徴的な絶景です。
川原城
当時参院で大きな権力を握っていた山名豊国の重臣・武田高信が守りを固めていた大振袖山城の出城として築かれたお城。
現在の天守は犬山城の外観を模した模擬天守で、内部は歴史資料館になっています。
4階部分は展望台となっていて、鳥取砂丘や日本海が一望できるビュースポットとなっています。
打吹城
足利尊氏に仕えた南北朝時代の武将・山名時氏の息子である師義が築いたとされる打吹(うつぶき)城。
のちに山名氏は全国の約6分の1もの領土を持つと言う意味を持つ「六分一殿」と呼ばれるほど大いに栄えました。
応仁の乱をきっかけに山名氏は衰退。
倉吉のまちも戦乱に巻き込まれていってしまいました。
城郭の遺構などは残念ながらほとんど残されていませんが石碑が立っており、展望台は櫓のかたちを模しています。
周辺は倉吉白壁土蔵群として整備されており、歴史情緒ある美しい街並みが広がり人気観光スポットとなっています。
倉吉観光の際はぜひ打吹城にもお立ち寄りください。
羽衣石城
14世紀半ばに南条貞宗によって築かれた羽衣石城(うえしじょう)。
風光明媚な景勝地である東郷湖の近くにあり、展望台からは東条湖やその一帯の美しい風景を一望できます。
温泉も近くにありますので、東郷湖周辺を観光する際はぜひお立ち寄りください。
江美城跡
蜂塚氏一門の居城として築かれた山城。
尼子氏と毛利氏の戦乱の中で落城し、毛利氏が管理していた時期もありましたが江戸時代に入るとやがて廃城となってしまいました。
現在も山城の遺構が全体的に良く残っており、八幡丸跡には城郭を模した建物の資料館が建てられています。
まとめ
鳥取県の観光で訪れたい名城をご紹介しました。
都市部や観光地の近くにあるお城も多いので、鳥取観光の際にはぜひ足を運んでみてください。