岡山県内唯一の有人島である犬島。
映画祭や現代アートなどを通して広く知られるようになり、現在では世界中から観光客が訪れる島となっています。
緩やかに時間が流れる心癒される空間です。
本記事では、犬島のおすすめ観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
犬島へのアクセス
まずは犬島へのアクセスについて見ていきたいと思います。
新幹線も停車する岡山駅から犬島へは、大きく分けて2通りのアクセス方法があります。
ひとつめは、岡山京橋から船に乗って犬島港へと向かう方法。
岡山京橋にある乗り場は、岡山駅から7分ほど路面電車に乗り西大寺町で下車して徒歩5分ほど。
船に乗っている時間は65分とやや長いですが、船着き場までの移動はスムーズです。
もうひとつは、宝伝港から船に乗って犬島港へと向かう方法。
宝伝港にある乗り場までは、冬季以外は運行している直通バスに乗るか、JR線で西大寺駅まで向かい、臨時バスに乗って西宝伝で下車するかの2通り。
宝伝港から犬島港までは10分ほどと、港までの移動時間は長いですが船に乗る時間は宝伝港からの方が短いです。
船旅を楽しみたい方は前者、船酔いが心配な方は後者がおすすめ。
どちらのルートで向かってもおおよそ1時間半以内でアクセスできます。
犬島とは?
岡山県東部に位置し、県内唯一の有人島である犬島。
6つの島から成る犬島諸島のうちのひとつで、古くから石の採掘が盛んな島でした。
犬島で採れる良質な花崗岩は「犬島みかげ」と呼ばれ、岡山城をはじめ、江戸城、大阪城などの名だたる名城、そして明治時代に入ってからは大阪湾の礎石にも用いられるようになりました。
20世紀初頭に建設された銅の精錬所の遺構も残されており、美術館として整備され島を代表する観光スポットとなっています。
近年では瀬戸内国際芸術祭の開場にも選ばれ、世界中から注目を集める観光スポットとなりました。
犬島のおすすめ観光スポット
ここからは、そんな犬島のおすすめ観光スポットについてそれぞれ見ていきたいと思います。
まち並み散策
犬島の魅力は何といってもそのまち並み。
石を切り出してきた歴史を感じさせる風景や、集落の古き良き町並み、海沿いの風景などが美しく、瀬戸内らしいのどかな雰囲気が漂っています。
ぜひカメラ片手にのんびりと散策してみてください。
犬島精錬所美術館
かつて犬島に10年間だけ存在した銅の精錬所の遺構を整備した近代化産業遺産。
大きな煙突やレンガ造りの工場跡が残り、建物跡に植物の蔦が這う廃墟のような敷地内には独特な雰囲気があります。
館内には自然のエネルギーだけで空間を快適に保つ三分一博志氏設計の建築や、現代アート、岡山大学とのコラボレーションによる環境システムなど、遺構・遺産以外にも見どころが満載。
日本の近代化に警鐘を鳴らした作家・三島由紀夫をモチーフにした作品も必見です。
犬島「家プロジェクト」
「桃源郷」をテーマに、犬島の集落に点在する、「F邸」「S邸」「I邸」「A邸」「C邸」の5つのギャラリーと「石職人の家跡」に民家の瓦屋根や古材、アクリル、アルミなどを利用して表現した現代アート。
「日常の中の美しい風景や作品の向こうに広がる身近な自然を感じられるように」という願いが込められており、島の散策とともに工夫が凝らされた現代アートを楽しむことができるようになっています。
島の風景と調和するように作られた作品は一連の物語のようになっており、非常に見ごたえがあります。
犬島くらしの植物園
2016年に犬島に移住したガーデンデザインユニット「明るい部屋」と建築家・妹島和世らによって手掛けられた植物園。
使われなくなったガラスハウスを中心に4500平方メートルの土地を再生し、犬島の風土や文化を体感できるスポットになっています。
自然のサイクルを私たちの暮らしに活かす術を、島の人々と来訪者の双方が学び合う場となっているそうです。
犬島海水浴場
180メートルほど続く犬島のメインビーチ。
瀬戸内海の島々を一望することが出来、キャンプ場が隣接されています。
コロナ禍を境に現在は海水浴場として開かれなくなってしまいましたが、海辺を歩くだけでもリラックスした気持ちになれます。
ストーンアート
犬島海水浴場のすぐそばでは、さまざまな形の石の彫刻が並べられたストーンアートを楽しむことができます。
それぞれにテーマが設定されており、見ごたえも抜群。
青い空ときらめく海をバックにした最高のロケーションで、フォトスポットとしても人気です。
まとめ
犬島のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。
映画祭や現代アートなどから再び注目を集めるようになった犬島。
古くは良質な花崗岩がとれる採石場として知られており、明治時代には銅の精錬所も建設されました。
穏やかな瀬戸内の海とどこか懐かしい街並み、そして数々のアート作品に心が癒されること間違いない島です。