兵庫県姫路市本土から観光船でおよそ30分の場所にある家島諸島。
播磨灘の沖合に連なる大小44の島々の総称で、瀬戸内海を望む絶景や古代から続く歴史ある神社、漁港の風景やレトロなまち並みなど、見どころが満載。
本土からも近いので、日帰り観光も可能です。
姫路観光と合わせて、家島での観光も楽しみませんか。
本記事では、家島のおすすめ観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
家島諸島とは?
世界遺産・姫路城で知られる兵庫県姫路市。
その沖合に浮かんでいる島々を家島諸島と呼んでいます。
44ある島々のうち、人が住んでいるのは家島、坊勢島、男鹿島、西島の4つ。
面積5.00平方キロメートル、周囲15.44キロメートルの家島本島が最も大きな島で、坊勢島にも旅館や観光施設がいくつかあります。
「家島」という名前の由来は神武天皇の時代にまで遡り、訪れた天皇が「波静かにして家の中に居るようようである」と表現したことからその名が付いたそうです。
穏やかな瀬戸内海に囲まれ、緑豊かで風光明媚なこの島の特徴を良く示しています。
その景観の美しさは「万葉集」のなかにも詠まれているほどで、現在も自然が多く残る美しい島です。
家島諸島のおすすめ観光スポット
ここからは、家島本島を中心に家島諸島のおすすめ観光スポットについてそれぞれ見ていきたいと思います。
家島港ふれあいプラザ
JR姫路駅からバスで25分ほどの場所にある姫路港。
そこからさらに30分ほど観光船に乗ると家島本島の真浦港に到着します。
下船してすぐの場所にある家島港ふれあいプラザでは、観光パンフレットの配布やレンタサイクルの受付などが行われているので、ここで旅の準備をしてから出発すると良いでしょう。
観光船の時刻表も掲示されているので、そちらのチェックも忘れずに。
どんがめっさん
ふれあいプラザを出てすぐの場所にある、まるでカメのような形をした巨大な岩。
これは航海の安全を司る水神さまとして島の人々から信仰されてきた「どんがめっさん」と呼ばれる巨岩です。
大ウミガメが主人の帰りを待っているうちにいつしか石になってしまっていたという伝承があり、頭を100回撫でると願いが叶うとされています。
宮浦神社(白髭霊嗣)
漁港を眺めながらしばらく自転車を走らせると、「宮浦神社」が見えてきます。
家島本島のもうひとつの玄関口である宮港からすぐのところにある神社で、夏まつりではこの宮浦神社から家島神社へと提灯行列で火を移しているそうです。
滋賀県にある白髭神社から勧進されたことから「白髭霊嗣」とも呼ばれています。
家島神社
家島本島のメインスポットである家島神社。
神武天皇がこの島に立ち寄った際に航海の安全と戦勝を祈願したことでも知られており、「続日本紀」や「延喜式」などにも記載が見られる極めて長い歴史を持つ神社です。
また、家島神社は学問の神様として広く親しまれている菅原道真ともかかわりのある場所。
道真が京の都から大宰府へと左遷される道中でこの神社を参拝し、詩を書いたそうです。
原生林に囲まれた緑豊かな境内には、どこか厳かな雰囲気が漂っています。
清水公園(監館眺望)
家島神社のそばにある清水公園は、宮港とその奥に広がる瀬戸内海を見下ろすことができる人気のスポット。
現在は遊具が設置されているごく普通の公園のように見えますが、江戸時代には幕府が海上を監視するために設置した「監館眺望」と呼ばれる場所でした。
春には桜も咲き誇り、よりいっそう美しい眺望を楽しむことができます。
城山公園(真浦古郭)
真浦港近くの標高70メートルほどの小高い山は、かつて飯盛山と呼ばれ、苦瓜助五郎本道という人物が城を築いた場所であるとされています。
砦跡や樹齢を重ねた松、そして穏やかな家島湾を一望できる絶景スポットです。
公園から下りてくる際には、ぜひ真浦港の路地裏を探検してみてください。
昔ながらの漁港のまち並みがまだ残っており、レトロな雰囲気の中で散策を楽しむことができます。
坊勢島
家島本島から船で10分、姫路港から35分ほどの場所にある坊勢島。
漁業が盛んな島で、家島諸島の中では家島本島の次に栄えています。
比叡山の覚円という僧侶が配流された際に彼の後を追って弟子が大勢この島へ移り住んだことから「坊勢島」という名が付いたそうです。
漁業や開運を司る「恵美酒神社」や朱塗りの橋で繋がった弁天島(海神社)にある神権(じんごん)さんなど、こちらも絶景スポットが満載。
お時間のある方はぜひ坊勢島の方まで足を延ばしてみてください。
まとめ
家島のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。
「万葉集」や「延喜式」などにも登場する歴史ある島であり、レトロな漁港の風景やレトロな路地の情景が残る家島。
瀬戸内海を望む自然豊かな絶景スポットでもあります。
姫路本土から30分というアクセスの良さも魅力的。
ぜひ姫路を観光する際は、ぜひ家島の方へも足を延ばしてみてください。