「水占みくじ」で知られる貴船神社。
古くから水の神様として信仰されており、京都の水源も護ってきました。
本宮、結社、奥宮の3つの社殿から成っており、緑豊かで神聖な雰囲気が漂う参道を歩けば身も心もリフレッシュできます。
清々しい緑と清らかな水に触れる旅へ出かけませんか。
本記事では、貴船神社の歴史や見どころについてご紹介していきたいと思います。
貴船神社へのアクセス
まずは貴船神社へのアクセスについて見ていきましょう。
貴船神社へのアクセスには、京都バスを利用するのが一般的。
叡山電鉄の「貴船口駅」から33系統のバスに乗って4分ほどで「貴船」の停留所に到着します。
京都駅からアクセスする際は地下鉄烏丸線に乗り、「国際会館駅」で下車。
京都バスの52系統に乗って「貴船口」の停留所へ向かい、そこから33系統のバスに乗り換えます。
河原町からは阪急京都線に乗って「烏丸駅」へ向かい、そこから地下鉄烏丸線に乗り換えてアクセスできます。
境内には駐車場もありますが、混み合いますし8月には交通規制もあるので公共交通機関での移動がおすすめです。
古くから信仰される水の神様
貴船神社はその創建の記録が正確には載っていないほど古い時代から人々の信仰を集めてきた由緒ある神社。
天武天皇の時代に御社殿造替が行われたという記録があることから、少なくとも1300年以上の歴史があると言われています。
「国家安穏 万民守護のため 太古 丑の年の丑の月の丑の日に、天上より貴船山中中腹 鏡岩に天降れり」として貴船耐震がこの地に鎮座したと伝えられており、現在でも丑の日が縁日であるとされているそうです。
また、神武天皇の母である玉依姫命についての伝承も残されています。
玉依姫命は「吾は皇母玉依姫なり。恒に雨風を司り以て國を潤し土を養う。また黎民(れいみん)の諸願には福運を蒙(こうむ)らしむ。よって吾が船の止まる処に祠(ほこら)を造るべし」として大阪湾から船で淀川を上り、鴨川、貴船川を通って現在の奥宮へと辿り着いたそうです。
清らかな水が湧き出る「霊境吹井(れいきょうふきい)」を見つけた玉依姫命がこの地に祠を立てたのが貴船神社のはじまりであると言われており、水の神様として信仰されてきました。
その際に乗っていたという船は現在も貴船神社の奥宮にお祀りされています。
貴船神社の見どころ
ではさいごに、貴船神社の見どころについてご紹介していきたいと思います。
本宮
貴船神社は貴船山の麓にある本宮、結社、奥宮の3つの社殿を参拝することから「三社詣」と言われています。
11世紀の洪水によって創建の地・奥宮が被災したことによりこの場所へ移された本宮。
江戸時代末期までに30回以上の御造替(ごぞうたい)が行われたほか、大正時代には国費で大規模な修理が行われました。
現在の社殿は平成の御造営事業によって改修されたもの。
基礎からすべてを一新したそうです。
社殿の前にある石垣からは御神水が湧き出ており、貴船神社参詣の定番である「水占みくじ」を体験できます。
結社
磐長姫命(いわながひめのみこと)をお祀りしている貴船神社の中社。
瓊々杵命(ににぎのみこと)が磐長姫命の妹にあたる木花開耶姫(このはなさくやひめのみこと)を娶りたいとその父親を訪ねた際、磐長姫命も一緒に姉妹で娶らないかと提案します。
しかし、瓊々杵命は磐長姫命だけを望み、磐長姫は「吾ここに留まりて人々の良縁を授けよう」と恥じ入ってこの地にご鎮座されたそうです。
恋多き平安女流歌人・和泉式部が夫との関係がうまくいっていない際、この結社にお参りし和歌を奉納しました。
その後和泉式部の願いが叶ったこともあり、縁結びの神様として知られています。
奥宮
貴船神社創建の地である奥宮。
周囲を緑豊かな森に囲まれた厳かな雰囲気漂う場所で、玉依姫命(たまよりひめのみこと)がのった黄船を人目につかないように石で囲んで隠したという伝承が伝わっています。
本殿の真下に空いている「龍穴」は日本三大龍穴のひとつに数えられているもの。
神聖なものであるので見ることはできませんが、社殿からは厳かな雰囲気を感じます。
川床
参拝の後は、「川床(かわどこ)」のお座敷でお食事を楽しむのが貴船の夏の楽しみ方。
鴨川にも似たようなものがありますが、そちらは「川床(かわゆか)」や「納涼床」と呼んでいるそうです。
手軽なカフェやランチから懐石料理まで、さまざまなお店があるのでぜひチェックしてみてください。
まとめ
貴船神社の歴史や見どころについてご紹介しました。
古代より水の神様として人々に信仰されてきた貴船神社。
縁結びにご利益がある神様として知られており、夏のシーズンには避暑に訪れる方も多い人気の観光スポットです。
近隣には同じく人気観光スポットである鞍馬寺もあるので、ぜひあわせて参拝に訪れてください。