鈴鹿山脈や大台ヶ原など、雄大な山々に囲まれた三重県。
迫力ある山の斜面が鮮やかに色付くさまは圧巻です。
清流や滝など、水辺の風景と紅葉のコントラストも必見。
歴史ある神社仏閣や建造物も多く、風情ある景色を楽しめます。
本記事では、三重県のおすすめ紅葉スポットについてご紹介していきたいと思います。
色付く斜面と清流のコントラストを楽しむ
関西地方からも東海地方からもアクセスが良好な三重県。
雄大な山々と名だたる清流に恵まれた自然豊かな県で、伊勢神宮をはじめ歴史や文化を感じられる場所も多いです。
紅葉の名所として知られている場所もたくさんありますが、周囲の府県と比較するとそれほど混雑しておらず、ゆったりと紅葉狩りを堪能できます。
ドライブしながら紅葉を楽しむのもおすすめです。
三重県のおすすめ紅葉スポット
ここからは、三重県のおすすめ紅葉スポットについてそれぞれ見ていきたいと思います。
水沢もみじ谷
猿丸太夫の「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき」という百人一首にも選ばれた歌で知られる水沢のもみじ谷。
鮮やかに染められた谷底、赤と黄色に彩られた斜面、そして肺を満たすキンと冷たく澄んだ空気が、秋の物悲しくも美しい風情を五感に訴えかけてきます。
河内渓谷
深い渓谷に架かる橋と紅葉のコントラストが美しい河内(こうち)渓谷。
この橋は「忍田(おしだ)橋」と呼ばれており、谷底の清流やその上にひらひらと舞い落ちて流されていくもみじの葉にも趣があります。
苔むした岩肌と鮮烈な紅葉の色彩や質感の対比も目を楽しませてくれます。
御在所岳
三重県を代表する紅葉の名所。
標高1200メートル以上ある険しい山ですが、ロープウェイで山頂付近まで登ることができるので、気軽に迫力ある紅葉を楽しむことができます。
色とりどりに染められた山の斜面は圧巻。
天気が良ければ山頂から富士山を見ることができます。
滝山渓谷
豊かな自然と迫力ある滝が楽しめる景勝地。
滝へと下りていく道のりの足場はやや不安定ですが、力強い滝を間近で見ることができる人気の観光スポットです。
特に「白藤の滝」は紅葉が美しい場所として知られています。
毎年11月には「滝山渓谷紅葉まつり」が行われ、さまざまなイベントが催され模擬店が出店してにぎわいます。
香落渓
名張(なばり)川の支流・青蓮寺(しょうれんじ)川に沿うように構築された香落渓(かおちだに)。
迫力ある柱状節理の岩肌と色鮮やかな紅葉のコントラストが美しく、自然の雄大さと迫力を感じることができます。
ハイキングやドライブはもちろん、より自然を直に感じることができるサイクリングもおすすめ。
少し足を延ばして青蓮寺ダムを見学するのも良いですね。
赤目四十八滝
清らかで迫力ある滝と紅葉のコントラストが楽しめる景勝地。
特に、「不動滝」、「千手滝」、「布曳滝」、「荷担滝」、「琵琶滝」の5つの滝は赤目五瀑と呼ばれており、観光の目玉になっています。
すぐ近くにある「忍者の森」は伊賀忍者に触れることができる親子連れに人気の観光スポットです。
伊勢神宮
言わずもがな三重県を代表する観光スポットである伊勢神宮。
内宮の参道沿いを流れる清流・五十鈴川に赤く色づいたもみじが流れていくさまには何とも言えない風情があります。
風日祈宮橋周辺も紅葉が美しいスポットです。
厳かな雰囲気漂う自然豊かな境内は、どこを切り取っても四季の美しさが感じられます。
諸戸氏庭園
室町時代に「江の奥殿」と呼ばれていた庭園、邸宅を、江戸時代の豪商・豪商山田彦左衛門が隠居所として造園したもの。
国の名勝である庭園部分は美しく整えられ、鮮やかな紅葉がよりいっそう華やかな雰囲気を添えています。
国の重要文化財に指定されている、本邸、大門、御殿も見ごたえがあります。
北畠氏館跡庭園
南北朝時代に活躍した武将である北畠顕能(きたばたけあきよし)をお祀りしている北畠神社の境内にある庭園。
名前の通りかつて北畠氏が居館を構えていた場所で、元の地形を活かした「室町庭園」とも呼ばれる野趣あふれる造形が特徴です。
境内の大きなイチョウの木も黄金色に彩られます。
なばなの里
温泉を含む複合レジャー施設「ナガシマリゾート」の中にあるなばなの里。
池に写り込む紅葉が特に美しい場所です。
夜間のライトアップやイルミネーションも人気です。
湯の山温泉
三重県屈指の名湯である湯の山温泉も紅葉が美しいスポット。
風情ある温泉街を彩る鮮やかな紅葉に目を奪われます。
宿泊はもちろん、日帰り入浴でも楽しむことができます。
まとめ
三重県のおすすめ紅葉スポットについてご紹介しました。
雄大な自然と歴史ある建造物を彩る、迫力ある三重県の紅葉。
関西地方からも東海地方からもアクセスが良く、小旅行や週末のお出かけにもぴったり。
ドライブもおすすめです。
ぜひ三重県の紅葉を堪能してください。