鎌倉観光のメインスポット!鶴岡八幡宮の歴史と見どころ

鎌倉観光のメインスポット 鶴岡八幡宮の歴史と見どころ

鎌倉のシンボルとして、鎌倉観光のメインスポットになっている鶴岡八幡宮。
鎌倉幕府を開いた源頼朝の祖先である源頼義が建立した鶴岡八幡宮は源氏に深いゆかりのある神社で、鎌倉のまちづくりの基点にもなっています。

近年は境内におしゃれなカフェや茶寮を併設したミュージアムが出来たことや周辺におしゃれなスポットが増えたことから、若い女性からも人気を集めている注目スポットです。

本記事では、鶴岡八幡宮の歴史や見どころについて解説していきたいと思います。

鶴岡八幡宮へのアクセス

まずは、鶴岡八幡宮へのアクセスについて見ていきましょう。

鶴岡八幡宮の最寄り駅は、JR鎌倉駅と江ノ島電鉄江ノ電鎌倉駅のふたつで、どちらも駅から徒歩10分ほどで到着します。
東京方面からのアクセスも良く、週末は多くの観光客でにぎわう人気の観光スポットです。
鎌倉市内のほかの観光スポットへのアクセスも良いので、鎌倉に訪れた際にはぜひ立ち寄りたいですね。

境内へ出入りできるのは6時~20時ですが、境内に併設されているミュージアムやカフェ、宝物殿などは16時、17時頃には閉まってしまうので、昼過ぎには到着しておくと良いかと思います。

鶴岡八幡宮のはじまり

では、まずは鶴岡八幡宮の成り立ちに触れておきましょう。

冒頭でもご紹介しましたが、鶴岡八幡宮を建立したのは源頼義。
京都の石清水八幡宮を勧請(かんじん。神様の御分霊を他の地に還し祀ること)し、源氏の氏神様として由比ヶ浜にお祀りしました。

頼義の子孫であり、鎌倉幕府の祖として武家社会の礎を築いた源頼朝が内陸部の現在の場所に移し、今に至ります。
頼朝は鶴岡八幡宮を源氏の氏神様として篤く信仰し、幕府の祭事として、放生会、流鏑馬、相撲、舞楽など、今日も行われているような年中行事を境内で執り行いました。

やがて幕府や鎌倉の町、そして武士が率いる東国社会の守護として広く信仰されるようになります。

鶴岡八幡宮と流鏑馬

鶴岡八幡宮と言えば、馬に乗って弓矢で3つの的を射抜く流鏑馬を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

9月の例大祭で奉納される「流鏑馬神事」は圧巻。
一度は実際に自分の目で見てみたいですよね。

鶴岡八幡宮の流鏑馬神事は、源頼朝が天下泰平・国家安穏の祈願して行ったのが始まりと言われており、多くの観衆のもと御神前で弓馬の技を披露するこの行事は御家人たちの一世一代の晴れ舞台でもありました。

800年もの歴史を持つこの行事は、現在は弓馬術礼法小笠原教場宗家以下一門の方々によって行われており、例大祭の目玉行事として毎年多くの参拝客が見物に訪れます。

鶴岡八幡宮と鎌倉のまちづくり

鶴岡八幡宮は、源氏や東国武士たちの精神的なより所であっただけでなく、鎌倉のまちづくりにおいても大きな役割を果たしています。

源頼朝は、鎌倉に拠点を置くにあたって、京の都を参考にまちの区画整備をはじめます。
その第一歩として設けたのが若宮大路。

由比ヶ浜海岸から鶴岡八幡宮へと延びる約2キロメートルの参道である若宮大路は、京都の朱雀大路になぞらえて造られたもの。
正妻・北条政子の第1子懐妊を受けて、その安産を祈願して造営されたものでもあります。

海岸と八幡宮を結ぶ長い参道はまさに鎌倉のシンボル。
若宮大路周辺は鎌倉の中心として栄え、現在も沿道には多くの建物が建ち並んでいます。

鶴岡八幡宮の見どころ

さいごに、鶴岡八幡宮の見どころについてご紹介していきたいと思います。

若宮大路

先ほども触れた若宮大路は、由比ヶ浜海岸と鶴岡八幡宮を結ぶ長い参道です。
海側から、「一ノ鳥居」、「二ノ鳥居」、「三ノ鳥居」と3つの鳥居が並んでおり、なかでも最も境内に近い「三ノ鳥居」の大きさは圧巻。
背後には本殿や太鼓橋も見えるので、フォトスポットとして非常に人気の高いスポットです。

本宮(上宮)

鳥居をくぐって太鼓橋を渡り、長い石段を登ると本殿に到着。
鎌倉と言えば鶴岡八幡宮の本殿の映像や写真を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
応神天皇、比売神、神功皇后をお祀りしており、社殿は国の重要文化財に指定されています。

若宮(下宮)

本宮のすぐ下にある若宮。
仁徳天皇、履中天皇、仲媛命、磐之媛命をお祀りしています。
仁徳天皇は本宮にお祀りされている応神天皇の御子に当たりますね。
こちらも本殿と同じく社殿は国の重要文化財に指定されています。

舞殿

本宮の前に位置する舞殿。
源頼朝の弟である義経を慕った静御前が舞ったと言われている宮廻廊の跡に建てられています。
神事などに使われているほか、結婚式も執り行われています。

源平池

源頼朝が家臣や僧侶に命じて造営させた池。
「産(繁栄)」の願いを込めた3つの島が浮かぶ源氏池と、「死(衰退)」を象徴する4つの島が浮かぶ平家池が相対するように向き合っており、源平の戦いと平家の滅亡を彷彿とさせます。

まとめ

鶴岡八幡宮の歴史や見どころについて解説しました。

ご紹介した場所以外にも源平ゆかりの史跡・名所や、ミュージアム、カフェなど、広い境内には見どころがたくさんあるので、ぜひ鎌倉を訪れる際には参拝してみてください。

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